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Mitaka City ArtsCenter Presents
水嶋 一江 ストリングラフィ・アンサンブル
〜それは世界でたった一つの楽器〜 99/08/07-08



1999年8月7日、8日。東京三鷹市の芸術文化センター・星のホールで合計3回のストリングラフィ・コンサートを行いました。 通常、ホールの客席は階段席となっているたのですが、それを平土間にし、舞台と客席までも一体にした大きな楽器となりました。夏休み中ということもあり、子どもから大人迄の合計約500人のお客さまに音のシャワーを体験していただきました。
公演前日の6日には小学校4年生から中学校3年生までを対象としたワークショップを行いました。当日のコンサートではワークショップの参加者のみなさんも演奏に加わり、「だんご3兄弟」をストリングラフィアンサンブルと合奏。ワークショップでの成果を御披露していただきました。

また、今回のコンサートでは2部構成で、前半はビバルディの「春」や雨のメドレー、イエスタディ変奏曲など人気の高いナンバー。そして後半は、「昭和の歌」テーマに演奏しました。即興の「音の誕生」からはじまり、戦後の時代の復興を予感させる「あおぞら」、かつて江利チエミが歌い小鳥の音が印象的な「青いカナリア」、美空ひばりの「お祭りマンボ」、シニカルな詩とリズムをもつ「山寺の和尚さん」。そして、日本情緒たっぷりの「赤とんぼ」を演奏し、客席から大きな拍手をいただきました。

三鷹公演三鷹公演その2



------今回、三鷹市芸術文化センターの企画を頂いたとき、自分の創りたい音楽の方向性がいつの間にか変化してきているのに気がつきました。10代で作曲家をめざし勉強をはじめて以来、新しい表現方法に挑みつづけた20数年間でしたが、この辺で一度立ち止まり、後ろを振り返ってみようかという気持ちになったのです。そして、それは自然に「昭和」という時代と向かい合うことにつながりました。大きな戦争があり日本全体が困窮し、その後復興の為に力を奮い起こした時代、貧しくてもみなが支えあって生きていた時代、多くの人々に愛され生きる源にもなった歌があった時代。その後、社会の変化の中で忘れられていったこの時代の歌達をもう一度ストリングラフィのアレンジで演奏してみたいと強く思うようになりました。その曲を知っている人も知らない人も「あの頃」想いをはせ、これからの時代を考えるきっかけになったらどんなにうれしいことでしょう。大人にもこどもにも喜んでもらえる、元気のわいてくるようなコンサートを行いたいと願っています。
水嶋一江(コンサートパンフレットより抜粋)



水嶋 一江 ストリングラフィ・アンサンブル
〜それは世界でたった一つの楽器〜 

主催       財団法人 三鷹市芸術文化振興財団
 
日時 1999年8月7日(土)8:30〜
1999年8月8日(日)13:30〜,16:00〜
会場 三鷹市芸術文化センター・星のホール
舞台監督田染友秀
衣装高尾由佳
制作協力スタジオ・イヴ 八重樫みどり
出演 水嶋一江ストリングラフィ アンサンブル
    水嶋一江・小池千尋・井上 丸・篠原元子・中村菊代・篠永久恵

演奏曲目    作曲:ビバルディ
雨のメドレー   あめあめふれふれ 作詞:北原白秋 
作曲:中山晋平
雨に濡れても 作曲:バカラック
雨に唄えば 作詞:フリード アーサー
作曲:ブラウン ナシオ ハーブ
オーバーザレインボー 作詞:ハーバーグ 
作曲:アラン ハロルド
イエスタデイ変奏曲 作曲:ポールマッカートニー
6月の眩暈(めまい) 作曲:水嶋一江
もののけ姫 作詞:宮崎駿
作曲:久石譲
だんご3兄弟 作詞:佐藤雅彦、内野真澄
作曲:内野真澄、堀江由朗
 
あおぞら  
青いカナリア 作曲:Vincent C. Fiorino
山寺の和尚さん わらべうた
お祭りマンボ 作詞/作曲:原六郎
赤とんぼ 作詞:三木露風
作曲:山田耕作
 
カノン 作曲:パッヘルベル


こどものためのワークショップ
「作ろう!弾こう!ストリングラフィ」

日時   1999年8月6日(金)  14:00〜
会場 三鷹市芸術文化センター 第一音楽練習室


  

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