2010年04月24日

不思議な楽器コンサート Vol.5


パフォーマーの田実峰子。
赤ちゃん&子どもが大好きです。みんな遊びにきてね!


メンバーの娘「糸美ちゃん」です。
ママと一緒に「ストリングラフィ」で遊びました。


大好評の「参加コーナー」。
子供達も上手に音を出して演奏に参加しました。
赤ちゃんもパパやママと一緒にがんばりました!


4月24日(土)曇り
プロジェクト名:不思議な楽器コンサート Vol.5
主催:スタジオ・イヴ
後援:世田谷区教育委員会
演奏者:水嶋一江、篠原もとこ、田実峰子、サイトウブンコ
制作:八重樫みどり
場所:スタジオ・イヴ・スタジオ
時間:①10:00~10:45 ②14:00~14:45
観客:①大人5名、子ども3名 ②大人3名、子ども2名

参加してくれた男の子は楽器の仕組みに興味津々でした。自分でも音を出してみたくて仕方がなかったようです。「参加コーナー」がたいへん好評でした。

2010年04月18日

工房織座 新作発表 新ブランド”ITO" コラボパフォーマンス 撤収

4月18日(日)晴れ
21:00~21:30、撤収。
この週末は久し振りの好天にも恵まれ、会場には沢山の方が見え、大好評だったそうです。

2010年04月17日

工房織座 新作発表 新ブランド”ITO" コラボパフォーマンス 

KIKUのパフォーマンス。

新作ブランド”ITO"のストール展示の前で演奏する篠原もとこ(奥、青いストールを纏っている)と
水嶋一江(手前、グレーのストールを纏っている)



「ITO」ブランドの新作ストールと
「ストリングラフィ」を演奏する篠原もとこ


「糸」のインスタレーションの中でパフォーマンスを行うKIKU
背景の白い壁に「工房織座」の様子が映し出されました。


4月17日(土)晴れ
プロジェクト名:新ブランド「ITO」とストリングラフィのコラボレーション 
  ・・・波をまとい、光をまとい、時間の記憶を身にまとう・・・
主催:工房折座
エージェント:スプレッド
演奏者:水嶋一江、篠原もとこ
パフォーマー:KIKU
場所:東京都港区南青山 ギャラリー PLAMIS
時間:①15:00~15:30(パフォーマンス) 
    ②19:00~20:00(トークショー) 20:00~20:30(パフォーマンス)
観客:①約30名 ②約60

今回は新作ブランド「ITO」制作のストールの展示&販売会場でのコラボレーション・パフォーマンスという異色の企画です。
まず「ITO」について。愛媛県今治市に「工房織座」という織物工房があります。タオル産業で知られる今治ですが、織り職人、武田正利さんはオリジナルな織物の制作を目指し、5年ほど前に「工房織座」を立ち上げました。旧式織機を改良に改良し、オリジナル織機「着尺一列機」を完成させ、マフラー、ストール、帽子などを制作しています。
今年、この「工房織座」と東京渋谷のデザイン会社「株式会社スプレッド」が共同企画し、」「ITO」と名づけた新ブランドを立ち上げ、ストール15種類を発表しました。「ITO」では、武田正利さんの織りの技に斬新な色彩感覚をミックスし、現代の日本にしかできない「織物」を作り上げたのです。
新作発表の会場は南青山のアーティスティックなギャラリー、PLAMISです。
「作品」として展示されたストールの合間を縫うように、絹糸と紙コップの楽器「ストリングラフィ」を張り巡らせ、約30分のパフォーマンスを行いました。
水嶋を篠原が即興演奏を行う間、コーナー設置した「糸」のインスタレーションの中で、KIKUが身体表現をメインとしたパフォーマンスを展開。背景の白い壁面に、「工房織座」で撮られた織機・機織の現場などがスライドで映し出されました。
「ストリングラフィ・アンサンブル」のメンバー3人が纏っていたのは、イッセイミヤケの「A-poc」ブランドで制作された「エクリュ」という衣装です。「エクリュ」はその名の通り、生成りの一枚布からつくられた、どこか着物を思い起こさせるシンプルな服です。2000年に「東京都現代美術館」でコンサートを行った際、同時期に展覧会を開催されていた一生さんとの出会いがあり、プレゼントしていただいた思い入れの深い衣装です。白い「布」がスライドのイメージを映し出すスクリーンとなり、パフォーマンスから様々なイメージを喚起する役割を果たしました。
「糸」で織られた鮮やかなストール、楽器として奏でられる「糸」、「糸」のインスタレーションの中でのパフォーマンス、多層的なファクターが絡まりあい、「・・・波をまとい、光をまとい、時間の記憶を身にまとう・・・」、「ITO」のコンセプトを表現しました。
また、夜のパフォーマンスに先立ち、1時間のトークショーが行われました。「工房織座」の折職人・武田正利さんと娘さんで広報担当(?)のえり子さん、ストリングラフィの水嶋がそれぞれの立場から「糸」に対する思いを語りました。

2010年04月15日

工房織座 新作発表 新ブランド”ITO" コラボパフォーマンス 仕込み

4月15日(木)曇り
南青山のギャラリー「PLSMIS」で仕込み。21:00~22:00.

2010年04月06日

フルート&笙&篳篥&ストリングラフィのコラボレーション 国際文化会館

4月6日(火)晴れ

庭に咲く満開の桜がガラス越しに見えます。
篳篥の中村仁美さんが庭から演奏するシーンがありました。

石川高(笙)とKIKU&篠原もとこ(ストリングラフィ)

ジェーン・リグラーさん(フルート)と
KIKU&篠原もとこ(ストリングラフィ)

プロジェクト名:A Concert Featuring Jane Rigler and Friends
     「Moving Sounds-Connecting Cultural Threads」
     動く音:文化の糸をつなぐ ―ジェーン・リグラーと仲間たちによるコンサート―
主催:財団法人 国際文化会館
演奏者:ジェーン・リグラー(フルート)、水嶋一江・KIKU・篠原もとこ(ストリングラフィ・アンサンブル)、
     中村仁美(ひちりき)、石川 高(笙)
場所:財団法人 国際文化会館
時間:19:00~20:30
観客:約150名

まずコンサートの内容から、チラシのインフォメーションからの抜粋です:
「現代オペラや実験シアター、ダンスパフォーマンス、インタラクティヴなエレクトロニクス系のアートフェスティバル…といった様々なフィールドで活躍するジェーン・リグラー(作曲家・フルーティスト)の一夜限りとなるコンサートが開催されます。共演者にはストリングラフィ・アンサンブル、石川高(笙)、中村仁美(篳篥)が決定してしており、今年2月のスタジオライブで共演した、彼女とのコラボレーションが再び実現します。今回のコンサートでは、ストリングラフィ・アンサンブルや二人の雅楽奏者と構成即興し、時間と空間の絶妙な関係を探求。観客は舞台空間を注意深く歩くことができます。」

当日は東京の桜の満開日に当たりました。国際文化会館の日本庭園(昭和5年岩崎小彌太が京都の名造園家「植治(うえじ)」こと7代目小川治兵衛に作庭を依頼し、桃山時代あるいは江戸初期の名残りを留めている近代庭園の傑作。)に植えられた桜の巨木も満開。コンサート会場、「岩崎小彌太ホール」
は庭園に面した壁が前面ガラス張りとなっており、観客は満開の桜を背景としたパフォーマンスを楽しむことができました。

今回の演奏はJaneのアイデアに基づいた即興演奏です。彼女は昨年11月に来日して以来、能の仕舞い、合気道の研鑽を積み、日本文化のおける「時間・間」のありかたに深い関心を持っています。「序破急」の構成を念頭に、演奏を行いました。パフォーマンスの後半では、ストリングラフィや打楽器を用いての観客参加が予定されていました。開演前は参加していただけるかどうか、心配しましたが、結果は大成功。多くのお客様が自発的にストリングラフィの場所へ移動し、最後は演奏者達の音が止んでも、観客参加が続いているという、嬉しい誤算となりました。
演奏の合間にJaneが今回の試みを説明し、演奏終了後には質疑応答の時間が設けられ、「レクチャー&コンサート」といった雰囲気でした。
満開の桜、満員の観客とともに「一期一会」の極上の時間を体験しました。