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オーストラリアツアー メルボルン公演 01/10/12〜18

メルボルン公演レセプション メルボルン公演レセプション



12日午前10時からジョージ・アダムス・ギャラリーに約150名の招待客を招いてオープニングレセプションが行われた。
ビクトリアン・アート・センターのディテクター、Mr. Tim Jacovのスピーチから始まり、ビクトリアン・アート・センターの社長、Mr. Carrilo Gantner、日本領事館主席領事西山氏のスピーチが続き、最後に水嶋がストリングラフィの紹介とこのフェスティバルに招聘されたことへの感謝の気持ちを述べた。関係者全員が現代の日本で生まれた未知の楽器、「ストリングラフィ」の演奏に対する大きな興味と期待を抱いていらっしゃることがスピーチから伝わってきた。

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1曲目、ビバルディ作曲の「春」が演奏されると、観客の間に驚きの軽いざわめきが起こった。一体、何が起こっているのかという表情で、皆、強い興味を示し、会場に張られたストリングラフィとそれを演奏する演奏者の滑らかな動きにひき込まれている様子だった。水嶋作曲のオリジナル曲の演奏の後、オーストラリアで人気の曲をメドレーで演奏した。"Waltzing Matilda", "Advance Australia Fair", "Treaty"が演奏されると、観客の間から自然に笑いが巻き起こり、初めて観る「ストリングラフィ」に一層の親近感を感じたようであった。

事前のアートセンター側のパブリシティ活動はかなり活発に行なわれていたようだがオープニング レセプションでのテレビ・新聞・ラジオの取材により、一層臨場感の伝わる広報宣伝が行われることになったと思う。
午後から始まった一般客を対象にしたコンサートでは、多くの観客が訪れた。会場が街の中心部に位置していたことから観客の層も幅広く、家族連れから学生、ビジネスマン、海外からのツーリストやアート関係者など、バラエティに富んだ人々が訪れた。

演奏後、彼らが最初に口にするのは、アメイジング、ファンタスティック、ワンダフル等の驚きと賞賛の言葉の数々あった。その後、どのようにして音が出るのか、普通の糸と紙コップなのか、曲を演奏するのにどのくらいの練習期間が必要なのか、この楽器を誰が作ったのかというような、ストリングラフィに対しての様々な質問が制作担当の八重樫始め、関係者一同に浴びせられた。


翌13日からは朝10時30分から夜9時まで1時間半毎に一日8回のコンサートを行った。演奏プログラムはクラシック、日本の曲(民謡、童謡、ポップス、アニメソング)、オーストラリアの曲、オリジナル、現代曲など多岐に渡るレパートリーの中から毎回違った選曲で構成した。

ギャラリーという開放的な場所の性格を生かしてセッティングを行い、演奏中も観客が楽器と楽器の間を自由に移動しながらインスタレーションとしてのストリングラフィを多方面から体験できるようにした。今回特に面白かったのは、前後左右から鑑賞できただけでなく、ギャラリーの2階部分から覗き込むような形で、パフォーマンスを真上から観ることも出来た点である。

メルボルン公演 メルボルン公演
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実際に訪れた観客は様々なポジションから演奏を楽しみ、何度も会場に足を運んでは観る場所を変えて楽しむ"ファン"も現われた。入場料は取らないエキジビション形式で行なわれたコンサートであったため、熱心な観客は何回も家族や友人を連れて訪れた。観客そのものが最良の広報宣伝担当者となり、日を追って入場者数は増えて行った。

観客の多くが、ストリングラフィがシンプルでありながら大変緻密に出来ている事への驚き、また、演奏している姿がダンスのように美しいこと、単なる絹糸から奏でられる音の美しさに言及した。より多くの地域や国々で公演すべきだという意見や要望、考案者である水嶋の独創性に対する賞賛も多く、来場した日本人の中には、同じ日本人である事に誇りを持ったと言う意見もあった。
オーストラリアは非常に親日的な国であるが、日本に関する一般的なイメージとしては、車やコンピュータ等の工業製品、文化的には能や歌舞伎、アニメーション、漫画、などが主流で、日本の現代のアートシーンをもっと紹介して欲しいとの意見も多くかった。今回のストリングラフィに対する反響は、想像以上に大きいものであった。

7日間の来場数は延べ約7000人にのぼり、フェスティバル後もアートセンターや地元のラジオ局には、次回のストリングラフィ公演はいつか、またどこへ行ったら聴けるのか、CDはあるか等多くの問合せが来ていると言う嬉しい知らせが私達の元に送られてきた。





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