2010年11月10日

東京都港区内保育園 園児ワークショップ

11月10日(水)晴れ

事業名:港区ふれあいアート
主催:港区産業・地域振興支援部地域振興課
講師:水嶋一江、篠原もとこ
制作:NPO ARDA
場所:港区内保育園
時間:10:00-11:30
参加者:27名(対象:5歳児)

 今回のワークショップは「鑑賞(ストリングラフィってどんな音?」「実験&体験(音の出る仕組み、音を出してみよう)」「製作&表現(マイストリングラフィを作ろう、演奏しよう)」の3つの部分で構成しました。
 積極的な子供たちで、問いかけに対して、活発な反応が返ってくる、活気のあるワークショップになりました。
 「鑑賞(ストリングラフィってどんな音?」でいろいろな音を奏でると、口々にどう聞こえるか、何の音か、意見が飛び出しました。港区という都心にありながら、周辺に公演など緑の多い環境で過ごしているためか、虫の名前など、具体的な名前がどんどん出てきました。「アート」を体験するワークショップでも、表現の原点には、自然とのふれあいなど、日頃の実体験の豊かさが反映されるものだと感じました。
 「実験&体験(音の出る仕組み、音を出してみよう)」では、子供たちの楽器の仕組みに対する理解力も高さに驚かされました。「実験」のスタイルを通して理屈を説明すると、楽しみながら印象深く「音」の不思議を実感することができるようです。
 「製作&表現(マイストリングラフィを作ろう、演奏しよう)」では、高い集中力で細かい作業に取り組みことができました。あらかじめ、「ストリングラフィ」で演奏体験を行い、目的がはっきしりているため、早く自分の楽器を作って音を出してみたい、という気持ちで、わくわくしながら作ってくれたようです。今回は「鑑賞」の部分で、秋をテーマに「虫の声(ひぐらし、コウロギ、鈴虫など)」を聴いてもらったためか、好きな虫の絵を紙コップに描く子供が何人かいて、興味深かったです。特に男の子の間では「虫」は今も変わらず人気が高いようです。「実験」を思い出し、「マイストリングラフィ」ではなぜ大きな音が出ないのか、松脂があやしい、と気づく子供がいました。観察の鋭さに感心します。実は松脂を塗ると、とても大きな音が出るので、いつも最後の5分間に塗って、思う存分演奏して終わる構成になっているのです。
 いつものワークショップはここで終わるのですが、最後に冬のビックイベント、クリスマスにちなんで「ジングルベル」をデモンストレーション演奏して終わりました。

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