2011年03月22日

いわきの友人「あんこさん」

3月22日(火)

皆様、お久し振りです。3月11日の大地震から本当に色々なことが起こりましたね。

福島県のいわき市に、毎年のようにストリングラフィのコンサートを企画してくださっている、森さん、通称「あんこさん」というプロデューサーがいます。彼女は11日、仕事で東京に来ていて、そのままいわきへ帰ることができなくなってしまいました。12日からはずっとスタジオに泊まっていただいているので、段々親戚のような感じになってきています。夜は、普段稽古に使用している約100本の糸が張られたスタジオに、布団を敷いて寝てもらっています。

「あんこさん」は、この状況下、自分だけが東京にいることに複雑な気持ちを抱き、なんとかいわきの人たちの役に立ちたいと奔走しています。
いわきから東京方面へ出てくる意思のある人たちのサポートをするため、永田町にある福島県庁東京事務所へ行って情報を集めて配信しています。彼女と一緒に仕事をしている「大ちゃん」と高校生の息子さんも東京へ来ることになり、ウィークリーマンションへ移るまでスタジオへ泊まってくださいました。
「あんこさん」はそれ以外にも、いわきから東京&埼玉方面へ退避している人々のネットワークを築くため、飛び回っています。

彼女を通じ、いわきの様子がいろいろと伝えられています。「自宅退避」指示などの影響で、物流がストップし、市内から物がなくなっていく様子、一昨年完成したばかりの劇場「いわきアリオス」が避難所に指定され、多くの市民が避難していることなど、ニュースからでは知りえないような実情をお聞きし、いろいろなことを考える毎日です。

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